気象予報士になりたい
国家資格というものが一つは欲しい。何かないか、と気象予報士に目を付けたのは7年ほど前。通信教育で半年勉強したが、運悪く試験前に公私ともに多忙になって勉強が手に着かず、無理に受けたもののあえなく不合格。以降挑戦してない。
気象予報士とは気象庁が公開している気象データ、独自に収集した情報やデータなどによって自分の予報を出せるという資格である。
勿論そんなことを仕事にする気はなく、肩書きとして格好良い、運転免許や危険物取扱者免許も気象予報士となら並べられ、冗談として面白く、話題にもなろう、というくらいの不純な動機である。
天気は地球の自転と、日照による地表や海面の温度差によって動き変化する気団や水蒸気の挙動で起承転結する。この動きは数式で表現できるので、気象庁の天気予報の作業は、超高速スパコンによる計算で日本列島全域レベルでの近未来の状態を予測する事に始まる。その元データは格子状に張り巡らされた観測点、レーウィンゾンデ(気球)、気象衛星などで集められる。予報官は、計算結果に過去の傾向や現況、地域特性などを加味修正して天気予報を作成する。
民間気象予報会社は、気象庁よりさらに細かい局地情報を集め、顧客のニーズに応じた予報を出す。この作業は複数人の気象予報士の合議でなければならない。
気象予報士の試験は、気象現象とその元になる力学や物理化学、関連法規に関する学科と、実際のデータを与えられて予報を出す実技試験からなる。
一見、大学の理系学部の試験問題のように思えるが、計算は四則演算で済み、あとはひたすら知識量を試される記憶力の勝負である。学科は5択なので、ギャンブルで正解を得るのは難しい。
さらに一日の試験としては分量が多く、体力勝負となることもあって年取る程厳しくなる。そのせいか合格最年少が12歳なのに対して最年長は66歳位である。今やこの最高齢更新を狙っているのでまだ受験勉強は再開してない。
求むお受験仲間。
(25 Sep 2013)