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「800字文学館」

大もての鶏肉

松谷 隆

 鶏肉は焼き物、煮物、揚げ物そして鍋物すべてに活用され、子供から高齢者までに大もて。特にやきとり、から揚げは人気がある。しかし最近では、コンビニ業界開発の蒸しむね肉を真空パックした「サラダチキン」が売れ筋とのこと。味付けもプレーン、ハーブ、カレー、タンドーリ、スモークなど揃っている。120㌘で200円前後の価格が受けていると思う。

 先日、日本テレビがそのもて振りを報道した。ある高校のサッカー部ではタンパク質が20グラムを超え、筋力アップに有効だとして食べろと奨励している。ただ練習の休憩時間に食べる場面を放映したのには驚いたが。
 また女子高生や女子大生がランチの主食として、それだけを食べている場面もあった。なにかわびしいと思えたのは過剰反応かな。

 鶏肉といえば、やはりから揚げを忘れるわけにはいかない。
 先週TV番組表に「和の職人が見せる!秋の行楽弁当」とあった。冷めてもジューシーなから揚げを作るという。それも、むね肉で。から揚げはもも肉、温かいうちにとの先入観を拭えなかった。
 材料はむね肉1枚200㌘程度、生姜薄切り少々、長ネギ(青い部分)1本、コンソメ顆粒小さじ1.5、小麦粉適量、水溶き天ぷら粉適量、カレー味カップ麺1個である。
 調理法は肉にフォークか串で両面に穴をあけ、それを鍋に入れ、水1㍑、生姜、長ネギ、コンソメを加え煮る。沸騰したら灰汁をとり、落し蓋で約3分煮る。冷めてから、肉を食べやすい大きさに切る。カップ麺を袋に入れ砕く。
 切った肉に小麦粉、水溶き天ぷら粉、カップ麺を順にまぶし、180y度の油で揚げる。なお、煮汁はスープやカレーなどに活用できるので保存すればよい。

 ではと、レシピ通りに作った。食べて驚いた。弾力がある。「むねかももか」と聞かれれば、即「もも」と答える。また蒸し鶏なので、揚げ時間が短く、口当たりもよい。先週末、孫も大満足だった。この新から揚げが我が家の定番になりそうだ。

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