中学・高校女子へ喫煙害教育の徹底を
日本たばこ産業の発表した、2016年「全国たばこ喫煙者調査」によると、喫煙者率は19.3%。男性29.7%。女性9.7%だった。懸念すべきは女性の喫煙者が0.1ポイント増加していることだ。
最近、街角の喫煙所に若い女性の姿が多くみられので気になっていたが、実証された。女性の喫煙者増は喫煙害の深刻さに対する教育不足、知識不足だ。
喫煙の習慣は、十代には好奇心やカッコよさ等で始まり、次に就職、ストレス解消のつもりで始める人が多い。いったん体内にニコチンが入るとニコチン中毒が始まりニコチンの禁断症状が起こる。イライラや集中力低下、落ち着かない、不安感等の禁断症状をストレスと感じる。だが喫煙によりニコチンが吸収されると禁断症状が消える、それをストレス解消と錯覚しているだけなのだが。また長期間の喫煙により幸せホルモン、ドーパミンも出にくくなり更にニコチンを要求する事になる。
女性の喫煙害は、美容へのダメージ、生理不順、喫煙妊婦の胎児への影響(受動喫煙も同様)、早産(2倍)、低体重出生児(2200g未満が22%増)、肺がんの増加等々、深刻な喫煙害は出尽くしている。女性の喫煙者増加の防止は教育以外にはない。中学・高校での徹底した具体的実証的な授業強化が必要だ。
私の中学生時代は、お金で女性を買えた。先輩は悪所通いを我々に伝え、興味津々、ぞくぞくとした話を聴いていた。そんな我々を先生は見ていた。ある時、我々は集められ、数枚の写真や印刷物を見せられる。いがぐり坊主達はあっけにとられ、金玉は縮み上った。それは軟性下疳や梅毒で異様に変形し、変色した様々な男女の性器なのだ。後遺症の残る、赤く熟して割れた柘榴が気味悪かった。以来、無鉄砲な本能は抑制される。
厚労省と文科省は提携し、財務省はたばこ産業の圧力をはねかえし、中学・高校生達への喫煙害教育の充実強化と、初心者に吸いやすいメンソール入り煙草の発売禁止を実行すべきである。これは緊急の課題だ。