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何でも読もう会

『兄の殺人者』 D・M・ディヴァイン

池田

本の紹介
  • 作者D・M・ディヴァインは英国の推理作家。(1920~1980)
  • 上皇妃美智子様が、お暇になったら先ず読みたい作家の1人に挙げていらっしゃるというので、早速読もうとなった。
  • 本作品は作者の処女作。英国の教員を対象の公募コンクールに応募、教員でないために資格なしとされたが、作品の評判がよく刊行となった由。
読後感想・議論

 当読もう会で推理小説を取り上げるのは初めて。従来以上に読後の議論が難しかった。
 推理小説の中身について、説明報告するのは野暮なので差し控えるが最後の結末がドラマチックだった。それを巡って議論が戦わされた。
 ディクタフォンという録音のディスク装置が登場。重要な小道具なのだが、60年代の始めにディスク装置かよと、推理を離れた技術屋論議も楽しかった。
 犯人が分かる手前で本を離れて、推理を言い合う方が面白いとの意見も出て、次回の参考にしたい。

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