サロン21 討論メモ 「年末大放談会」
平成29年12月19日
〔1〕当月は、プレゼンテ―ターが体調を崩されたため、急遽、予定を変更して、下記項目を中心とした放談会としました。
①相撲協会のあり方について
②司法の暴走は許されるのか
③EV自動車の時代は本当に来るのか
④北朝鮮からの漂流船に如何に備えるのか
〔2〕出席者6名から以下のような意見が出された。
①相撲協会のあり方について
マスコミの興味本位の報道により、必要以上におおごとになった。
貴乃花の対応は、組織の一員として論外である。
しかし、八百長や土俵態度の悪い横綱を黙認、放任している相撲協会も酷い。貴乃花のやり方は適切とは思えぬが、相撲協会を代表する理事会に対する捨て身の戦いではないのか。
相撲はスポーツなのか、神事なのか、基本的な矛盾を抱えているのではないか。
ファンは相撲に真剣勝負を望んでいるのか、それともプロレス同様に興行で満足するのか。
遊牧民の文化を持つモンゴル人に、日本の文化を押し付けるのは無理があるのではないか。
外人力士により土俵が活性化したのは喜ばしい、しかし、外人を受け入れる以上は、親方はしっかり相撲道を教育すべきだ。
原則、関取以上の経験者としている親方の資格を見直して、外部の人材も親方に迎えて、教会や部屋の経営を活性化すべきではないか。
相撲は単に強さを競うのではなく、礼儀作法をわきまえた国技であり続けてほしい。
②司法の暴走は許されるのか
伊方原発差し止めの判決は司法の暴走ではないか、9万年前の噴火が危険となれば、この列島に人は住めなくなるのではないか。
原告の言動からすれば、反核運動家。原発の安全性とは離れた訴訟だ。
司法が政治利用されているのではないか。
司法はあくまで法律と照らしての判断故、この判決もやむを得ないのではないか。
原発技術の素人の裁判所が安全性についての諾否を与える立場にあるのだろうか。
裁判長は今月退官予定だそうだが、判決について全く責任を負わないのは納得がいかない。
複数の裁判官の判断だから、裁判長一人の責任ではない。
四国電力はこの停止で年間300億円の損失を見込んでいるが、これはだれが負担することになるのか。
原告の賠償責任は問われるのか。
③EV自動車の時代は本当に来るのか
EVは、走行時はクリーンかもしれないが、基になる電気が必要であり、重いバッテリーを運ぶ必要もあり、トータルで考えれば、省エネでもクリーンでもないのではないか。
科学的にはHVの方が、優位かもしれないが、世界の流れでEVに向かうのは止められないのではないか。
欧州の自動車産業はHVで日本に負けたのでEVに向かっているのではないか。
中国は大気汚染と自動車産業の振興に向けてEV化に向かうのではないか。
合理性だけで動かないのが世界だ。各国の事情や思惑が絡んで、EVの時代が来るのではないか。
④北朝鮮からの漂流船に如何に備えるのか
今年は89隻が流れ着き、過去最高だそうだ。生きて漂着した人は保護し、帰還させているようだが、一方では拉致は解決されぬままだ。全く理不尽だ。
日本人は領土に関心が薄い。侵犯に対しては厳格に対処すべきだ。
脱北者の証言では、北朝鮮は沿岸漁業圏を中国に売り渡してしまい、漁民はやむを得ず、危険を承知で、木造船で遠洋行業を強いられている。
こんな仕打ちを受けながら、なぜ民衆は国家権力に立ち向かわないのか、不思議な民族だ。
李氏朝鮮の時代から、朝鮮半島の民衆は団結して抵抗する能力がなかった民族だ。
核の脅威に対しては核武装することが最も効率的な抑止だ。
中国は北朝鮮の核騒動で、日本が核武装することを最も恐れているのではないか。